SmokyAudit アメリカで生きる-日々是修行

40代現役内部監査人が最も苦手な会計監査を克服するべくCPAになりました。アメリカ生活の方が日本で生きた時間よりも長くなったけど、心は日本人です。

フロリダ州でCPAになる。~ワシントン州との比較(単位)

日本在住の日本人はワシントン州で免許を取る方が多いようなので、何でだろうと思い、この二つの州を比べて見る事に。CPA Examは全国共通なのにEducationRequirements は...

 

ワシントン州の単位についてのルール:

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Education Requirements | Board of Accountancy

 

フロリダ州の単位についてのルール:

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Certified Public Accounting – Individual Licensure Requirements – MyFloridaLicense.com

 

同じ150時間ルールといっても、その中身はかなり違うよう。ワシントン州はUpper Divisionの会計に必要な単位はフロリダの半分(15単位vs30単位)、ビジネスRequirements はフロリダの様にUpper Divisionじゃないといけないというルールも無い上に必要な単位の数も2/3。

 

Upper Divisionは簡単に言うと一般教育を終えた後大学のジュニア(3回生)レベルから取れる単位の事。だからフロリダの基準ではフレッシュマン(一回生)やソフォモア(2回生)レベルで取るFinancial Accounting やManagerial AccountingはCPAを受験するのに必要なUpper Division の単位の中には数えられない事になっている。 

 

フロリダ州は今年の2月から必要なUpper Division の単位が 減ったのに、それでもこの差。アメリカに住む予定のない外国人にはワシントン州は比較的ライセンスを取りやすい州なんでしょうね。その上ワシントン州のウェブサイとは教育をアメリカ以外で受けた場合などのリンクもあって、とっても外国人フレンドリー。なるほど、人気の理由が分かる気がします。

 

でも同じ国の中で同じ様な仕事をするのに、こんなにルールが違って良いんでしょうか?こういうのが何年経っても理解できない州制度アメリカの摩訶不思議です。