SmokyAudit アメリカで生きる-日々是修行

40代現役内部監査人が最も苦手な会計監査を克服するべくCPAになりました。アメリカ生活の方が日本で生きた時間よりも長くなったけど、心は日本人です。

イギリス旅行記 (2)Airbnbの落し穴

時系列じゃなくて、記憶に残った事を思いつくまま書いていこうと思います。

 

今回の一番強烈な思い出は初日のエアビーアンドビー

 

基本キッチンがあるホテルが好きなんで、最近2泊以上の旅行をする時は大体Airbnb ばかり使ってます。ロンドンは一杯リスティングがあるし、娘は元夫と2週間ヨーロッパを色々回った後ロンドンで落ち合う予定なので(これにもストーリーがあるけどそれは置いといて)洗濯物もあるだろうと思って、迷わずAirbnb。

 

車なしの駆け足での旅行なんで、交通の便が良くてロンドンの有名処ピカデリーサーカスにあるアパートを借りようとおもいついた。シドというターバンを巻いたかっこいいオーナーのアパートを借りる事。このオーナー、返事がめちゃくちゃ速い!感じもいい!フロリダの空港から「明日からよろしく」と出すと「チェックインは何時でもいいからね。ロンドンを楽しんで!」と即返事。

 

そしてロンドンに早朝到着。お昼ごろにシドに連絡するも返事なし。でも娘とチャイナタウン、マッサージ、ミュージカルと楽しんだので、特に気にしていない間に夜の6時に。スーツケースをゴロゴロ言わせて、アパートのアドレスの辺りをウロウロしてたけど、ロンドンの夜は風が強くて寒い!そしたらアパートの横には「辻利」というカフェが!そこでほうじ茶ラテを飲みながら待つことに。私は「まぁ何とかなるさー」って思う方なんで2時間粘ったけど、だんだん心配になってきました。(<もっと早く心配すれって?)娘は父親が借りてるホテルに荷物を置いてあったから、今晩はそこで別れる事に。

 

そのあと携帯のバッテリーもあと10%って時に、辻利を出て、アパートのブザーを上から一個ずつ押すも誰もシドという人を知らないと言うしAirbnbとかで借りている旅行者ばかり。そのうちの一人が気の毒に思ったのか、ホールウェイにだけは入れてくれたけど、風をしのげるだけで寒い。。。What'sApp(ほわっつあっぷ ていうLineみたいなアプリ)でシドに電話し続けるも出ない。。。。

 

決断の時がきた。そう、オーナーにほっぽられた事を直視する時。丁度Airbnbでそういうケースがあったというのを読んだばっかりだったので(下の余談を読んでね)、後でクレームを出す事に決めて、旅行を楽しむ事に頭を切り替える事にした。

 

Airbnbを諦めてホテルに移動する事に決めたのは夜9時ごろ。Hotels.comでピカデリーサーカス内でも一泊180パウンドというリーズナブルなホテルを見つけたけど、携帯のバッテリーがあと残り数%でWifiなしだと予約を完了する前にバッテリーなくなりそうだし、歩いて行こうにも地図を使えない。

 

途方に暮れていたら人力車で稼いでいるおっちゃんが声をかけてきてくれた。この人が超優しい人で、まず歯がガチガチ言う程震える私に有無を言わせずジャケットを着せてくれて、私の携帯のバッテリーが低いとわかると、自分の携帯を使って行きたいホテルのアドレスを探させてくれて、指が冷たくなりすぎてタッチスクリーンが使えないでいると手袋を貸してくれた。しかも英語があまり上手じゃない人なのに、一生懸命私とコミュニケーションを取ろうとしてくれてすごい安心できた。ホテルに着いた時にもちゃんと空き部屋があってそこに泊まれる事ができるってわかるまで「ホテルの外で待ってるよ」って寒空の下、外で待っててくれたんだ。

 

アルメニアから移民してきたというおっちゃんは神様が送ってくれた天使!乗せてもらった距離はほんの2-3分だったけど、彼の見せてくれた優しさは一生物。お金も払えるだけでいいからって言うから、お財布にあったキャッシュを全部渡して(せめて相場の2倍位であったと思いたい。。。値段を教えてもらえなかったから、わからないけど) ぎゅーってハグ🤗させてもらった。私も困っている人がいたらおっちゃん程やさしくしてあげたい。

 

娘がイギリスに行くって言ったときは留学って言葉の違うところに行くってイメージがあった私は、なんで言葉が同じ英語圏のイギリスにわざわざ行くの??って思ってたけど、あの晩ほど言葉が通じる事の有難みを痛切した事はない。

 

エアビーアンドビーで悪い経験をしたのは初めて。これからも使うと思うけど、海外で使う時はレビューが100以下のところはやめようと決めた。

 

その晩になぜか娘が私とまた合流して、私のイギリス初夜はこうして過ぎていったのでした。

 

f:id:SmokyAudit:20190920110719j:image

f:id:SmokyAudit:20190920111127j:image

 余談:Airbnbで一番多いクレームはオーナーのドタキャンや私の例みたく突然連絡が取れなくなり立ち往生するケースらしいです。そういうオーナーは大抵貸す部屋を色々なサイトに出しているため、値段が一番高く貸せたところを優先して、そのほかの予約を放置するという悪質な人たち。私が読んだケースは何か月も前から予約していたのに、出発二日前にキャンセルされてオーナーから返金はあったものの、同じレベルの部屋の予約をすると$10,000 (130万くらい?)余分にかかり、その差額をAirbnbに請求するも断られる。その後Airbnbを訴えて勝訴した、という話。この話を読んでいたので、私の差額なんて可愛い額だったので、頭をすぐ切り替える事ができた。